ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
イエス様は私たちに「あすのことを思い悩むな」と語っています。私たちにとって、まだ何も実現していない明日、それは私たちがどんなに努力してもコントロールできない世界です。ですから、明日のことを思い悩むことは、大切な人生の時間を浪費してしまうことになります。
ところがそう言われながらも、私たちは、やはりまだやって来ない明日のことを思い悩み続けます。明日のことで思い悩むことをやめたいのに、それができないのです。その上で、私たちはいつの間にか思い悩むことを止められない自分について、さらに悩み始めるのです。
イエス様は私たちが明日のことで悩むことを自分の力で解決しなさいと言っているのではありません。イエス様は私たちに、明日のことを思い悩み続ける自分をそのままで神様にお任せしなさいと勧めておられるのです。神様に不可能なことはありません。神様は明日のことを思い悩み続ける私たちでも、そのままで幸せにすることも出来るお方なのです。だから私たちは明日のことで思い悩むことをやめられないと言って、そのことをさらに心配して悩む必要はありません。悩みを持った自分を、ありのままの姿で神様にお任せして生きていけばよいのです。
聖書の言葉
「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。」ペトロの手紙一5章7節