あさのことば 2015年2月9日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: 疲れない信仰生活

 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。

 聖書の中に登場する昔のユダヤ人は、律法主義と言って、神様の戒めを基準にして今の自分に足りないところを人々に捜させました。そしてそれを改めなければ、人はやがて神様の厳しい裁きを受けると教えたのです。ところが人は神様の戒めを自分の力で完全に守ることができません。そしてむしろ、神様の戒めは人間の不完全な部分、足りない部分を指摘し続けることになります。こんな自分の欠点ばかりを指摘される信仰生活を送れば、人はやがて疲れ果ててしまいます。

 私たちの救い主イエス様は私たちの犯した罪のために十字架にかかってくださいました。そして私たちに代わって、神様の戒めのすべてを守ってくださったのです。だからこのイエス様を信じる者は、そのままで神様に喜ばれる完全な人間として認めていただけるのです。

 私たちが神様に従うのは、何か私たちに足りないところがあるからではありません。イエス様が私たちを愛し、私たちに必要なことをすべてしてくださったのです。ですから私たちは、そのイエス様に感謝して信仰生活を送るのです。私たちの信仰生活は人を疲れさせるような聖書の中に登場するユダヤ人の律法主義とは違っています。私たちはイエス様によって豊かに満たされた信仰生活を送ることができるのです。

 聖書の言葉
「ところが今や、律法とは関係なく、しかも律法と預言者によって立証されて、神の義が示されました。すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。」ローマの信徒への手紙3章21節、22節

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