おはようございます。埼玉県川越教会の木村香です。
神様の御子がなぜわたしたちのところに来なければならなかったのでしょうか。
罪によって壊れてしまった、神様とわたしたちの関係を回復するためです。イエス様の教えの第一声は「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1:15)でした。
神様は愛のお方です、とイエス様は教えてくださいました。神様のもとに立ち返りなさい、神様は待っておられます、と神様を示してくださいました。
けれども、何回でも言いますが、人間の罪が、神様と人間の間に大きな溝を造ってしまったのです。
神様は聖なるお方、人間の罪をそのままにして赦す、なかったことにする、ということのできないお方です。わたしたちの世界のルールでもそうです。悪いことをした場合、償いをしなければなりません。当然のことで、もしこれがうやむやにされれば、社会は成り立っていかないでしょう。ましてやきよい神様の前では。
イエス様は、その、神様と人との間の溝を埋めるお方です。そういうお働きをなさいました。
それが十字架です。神様の裁きをわたしたちに代わって受け、神様がわたしたちを赦してくださるようになさいました。裁きが行われ、償いがなされました。神様の正しさは損なわれることなく、愛が豊かにわたしたちに注がれることになったのです。
預言者・祭司・王として、神様と人を結びつけてくださったイエス・キリストは、今、あなたの来るのを待っておられます。