いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
「心配性」という言葉があります。他の人にとって何でもない些細なことの中に、特別不安の材料を見出して、人以上に心配に思う性分のことです。ほどほどの心配は大切ですが、それが度を越せば、思い煩いで心が押しつぶされてしまいます。では、思い煩いに押しつぶされないためにはどうしたらよいのでしょう。
聖書には「神にゆだねる」とか「主に任せる」という表現がしばしば出てきます。これは信頼がない相手にはできませんが、相手への信頼があるときには、ゆだねること、任せることで、自分の重荷を軽くすることができます。頑張ることも大切ですが、任せたり、ゆだねたりすることも大切なことです。
限界のある人間には、自分で抱えきれる重荷には限度があります。それを無理して背負っていたのでは、いつか押しつぶされてしまいます。自分の抱えている重荷や思い煩いを、思い切って主のみ手にゆだねることを、聖書は勧めています。主にゆだねるとき、新しい思いで、一歩を踏み出すことができるようになるのです。新しい年を新しい気持ちでスタートするために、思い煩いを聖書の神にゆだねてください。
今日の言葉…「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。」ペトロの手紙一 5章7節