新しい年を迎えていかがお過ごしでいらっしゃいますか。ラジオ牧師の山下正雄です。
新年を迎えるというのは、実に良いものだと思います。理屈から言えば、12月31日と1月1日の違いは、他の日との違いと変わらないかもしれません。けれども、新しい年を迎えたという気持ちが、きょうを特別な日にしているのです。
もし、一年というサイクルがなくなって、どの日も同じように延々と続くとなったら、いったい何をきっかけに新しいことを始めることができるでしょうか。確かに、むしろ元旦などない方が、いつでも新しいことを始められるかもしれません。しかし、いつでも始められるということは、いつも始められないということにもなってしまうものです。年が改まったきょうをきっかけに、古いものを捨てて、新しい自分に生まれ変われるきっかけを見出すことができたら、どんなに素晴らしいことでしょう。けれども、新しくなるということはそんなに簡単なことでしょうか。
聖書は語っています。キリストに結ばれた人はだれでも、新しく創造された者なのです。
今日の言葉…「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」コリントの信徒への手紙二 5章17節