いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
昔、坂本龍馬が西郷隆盛のことを、釣鐘にたとえて言った言葉があります。
「成程西郷といふ奴は、わからぬ奴だ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。」
西郷隆盛という人物を大きく動かそうと思えば、ぶつかっていく側の度量が試されると言い換えてもいいかもしれません。
わたしはこの言葉を聞いて、聖書の神と私たち人間も似たところがあると思いました。どうせだめだと最初からあきらめて、少ししか神に求めなければ、神の恵みを少ししか味わうことができません。
もちろん、神は人間の求めを何でもかなえてくださるという意味ではありません。神を信頼して、大きく頼る人には、神もまたその器にふさわしいものを満たしてくださるということです。
最初から神のことを、あまりにも小さく見積もり過ぎてはいませんか。聖書の神は大きく求める者には、求めるもの以上の大きな恵みで応えてくださるお方です。
今朝の言葉…「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」マタイによる福音書7章7〜8節