いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
わたしたちの周りには、目で見て確かめることのできるもの、手で触って感じることができるものがたくさんあります。
それと同じくらい、目には見えないもの、手では触れないものもたくさんあります。例えば「愛」がそうです。愛は、「これが愛です、触ってみてください」と目の前に差し出すことができません。しかし、誰もこの世に愛など全くない、と疑う人はいません。それは愛の存在を信じているからです。
神もまたそうです。目で見ることも手で触ることもできません。ただ愛と違って、誰もが神の存在を認めているわけではありません。実は神も愛と同じで、信じて初めてその存在を理解できるものだからです。
ところで、ヨハネという人は、聖書の中で、この「愛」と「神」とを結び付けて、「神は愛である」と語っています。ヨハネ自身が神の愛に触れて、そう確信したからです。ヨハネが信じた神は、ご自分のたった一人の子、イエス・キリストをも、人間の救いのために差し出してくださる愛に満ちた神です。
今朝の言葉…「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。」ヨハネの手紙一 4章16節