おはようございます。お元気ですか。石巻教会の白津景藏です。
私は昨年入院して心臓の手術を受けました。その際、一番辛かったことは、好物の味噌汁を食べてはならない、塩分が入っているからと言われたことでした。
日常生活において、確かに塩分を取り過ぎてはいけませんが、塩分は欠かすことのできない大切なものです。多くの食品にはこの塩分が多少なりとも含まれ、保存や味を守る助けをしています。また、色々な工業製品にも幅広く使われ役立っています。
さて、聖書を開くと、この「塩」ということばは悪い意味だけではなく、良い意味を含んだ言葉としても使われていることに気付かされます。新約聖書マタイによる福音書5章13節には、こう書かれています。「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。」と、このように書かれています。
救い主イエス・キリストは御自分の愛する弟子たち一人一人とキリストを信じる者すべてに対して、地の塩としてその使命と役割をわきまえ、その使命と役割を果たすべく忠実であれとすすめています。心底キリストの模範にならって、死に至るまで忠実でありたく願うものです。