おはようございます。今月この番組を担当しました仙台教会の風間義信です。
早いもので今日で1月も終わりです。まもなく暦としては節分、立春となりますが、1年の内でも最も寒い時期を迎えようとしています。季節の変化の豊かな中で暮らす私たちですから、「いつまでも寒いですね。」などと、気候をきっかけとした挨拶が良く交わされます。こうした挨拶は人と人との心を通わせるきっかけともなります。
聖書は神様と私たちをつなぎ、心を通わせるものとして祈りを教えています。祈りと言いますと詳しく長く、立派な言葉で語りかける姿が思い浮かぶかもしれません。確かにそのような祈りをささげられるのは幸いなことでしょう。けれども、言葉がまとまらない、一言しかいえない祈りもすばらしいものです。
新約聖書のローマの信徒への手紙8:26では次のように言われています。
「同様に、霊も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、霊自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです。」
私たちの取るに足りない言葉や思いを、あなたと共におられる方がしっかりと執り成してくださると言うのです。ですから遠慮はいりません。あなたの思いを素直に祈ってみてください。その思いこそ尊いもので、その祈りによってきっと力づけられ、励まされていくことでしょう。