「うつわはまるで腐れ木よ。いつこわれるかわからない…」人間が「土の器」であることを見事に詠ってくれている「うつわの歌」(神谷美恵子著・みすず書房)のお話を4月29日の番組でしました。1914年に生まれて100年、同じ作者の「貧しき主婦の朝の歌」という作品も味わい深いもの。
「うつくしきかな この日、 神のたまえるこの日。てんには よろこびかがやき 地には いのちのかおり…」
今日を生きる私たちの一日が始まりましたね。
2年前のある日、突然出会った濃紺の綿ドレス、織り込んである白糸が十字架に見えてきて「十字架ドレス」とネーミング。今年のキャンプにも持って行こうと思っていますがこのドレスを纏い今日も微笑みスタジオにいます。
「十字架のことばは、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」(1コリント1:18)。
今は十字架がネックレスやイヤリングになってしまい、その本当の意味が伝わらない状況は残念。
先日「あの屋根の上の十字架の意味を教えてください」と教会を訪ねてくださった方がありました。すぐその場で、ゴルゴタの丘の三本の十字架のお話(ルカ23:16-43)を伝えました。極悪人の強盗がイエスさまと共に天国へ行ったこと、善き行いで罪から救われるのではないこと。「血を流すことなしには罪の許しがありえないこと」(ヘブライ9:22)、そして、救い主イエスさまが「新しい生きた道をわたしたちのために開いてくださり…心は清められて,良心のとがめはなくなり…信頼しきって,真心から神に近づいて、希望をいただけること」(ヘブライ10:19-23)。
教会の屋根に掲げられる十字架は救いの希望なのです。あなたもお近くのキリスト教会へ行ってこの希望についてもっと聞いてみませんか? くまだなみこ