熊田なみ子のほほえみトーク 2014年6月3日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

リジョイス6月号「あのヒトこのヒト」-教会堂建築とわたし
 ジョイクリゲスト:有山敏(建築家・上福岡教会長老)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

【Q】第一の人生、聖書との出会いは?

 わたしは材木屋の長男で幼少から大工さんを見て育ちましたので建築家へ道は自然な流れでした。宗教行事も丁寧な家で「家内安全」「商売繁盛」と手をあわせ、お茶をあげなければ、朝食を食べさせてもらえなかったほどです。思春期になると、人は何処から来て、何を成して、何処へ行くのか?と悩み、大学の建築学科では恩師から一般教養として、『聖書』と『資本論』は読めと勧められました。
 大学1年の夏、初めて家の近くにあった建築中の教会堂を見学。岩永隆至先生から「火曜日の夜に来ればタダで聖書を教えてあげますよ」との口車に乗せられて求道者会に2年近く出席しました。ただ御言葉を聞いても罪人の自覚もなく、教養としてのキリスト教を知りたいだけでした。自分のあとから集った青年たち8名もが先に洗礼を受けたので、少し焦りました。
 でも、ヨハネ3章16,17節の「世」という所に自分の名前「敏」を入れて読んでみなさいと牧師から勧められ神様の愛、罪からの救いを感謝し、21歳の誕生日に1番近い日曜日に洗礼を受けました。

【Q】第二の人生、建築家としての歩みは?

 神中心的、礼拝的人生観をもって生きるようになり『教会と教会堂』(長久清著)という本との出会いがあり、「教会堂は神の民の祈りの家として、公同の礼拝が守られ、愛と信仰の交わりが育てられる。またこの世における神の国の器である。そして教会堂は、その時代を映し、この世に神の国を広げていく宣教の基地である」と教えられました。
 多くの会堂建築に携わることができました。改革派では、石巻、盛岡、仙台カナン、稲毛海岸、三郷、上福岡、坂戸、江古田、新座志木、南浦和、羽生栄光、南越谷コイノニア、東洋宣教、高島平キリスト、国立聖書、所沢ニュ-ライフ、綱島、厚木、せんげん台、東広島、新居浜などの会堂を手掛けさせていただき感謝です。「教会堂建築は教会形成です」「教会堂は伝道します」と言って設計した教会堂入口などには「アリヤマレッド」に彩られた部分がありますが、これはR・Eサイツマ宣教師のネーミングで、主の十字架の恵みを感謝するわたしの信仰の証しでもあります。これからの次代を担う青年たちの中から教会堂建築に使命を持った方も起こされますように祈っています。

【Q】只今ちょうど70歳、これからは?

 ギデオンの聖書贈呈に励みたいです。愛する妻と共に、笑顔で、謙遜に、思いやりを持って、神様と隣人に仕えていきたいですね。

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