ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
今週はクリスマスの週となります。イエス・キリストの誕生をお祝いする時です。ご存知の方もおられるでしょうが、イエス様は処女マリアから生まれました。それは普通ではありえない奇跡です。ではなぜイエス様はそういう生まれ方をしたのでしょうか。世間をあっと言わせるためでしょうか。神様の特別の力を見せつけるためでしょうか。しかし、処女から生まれるということはとうてい信じがたいことで、かえってキリスト教はおかしなことを言うとならないでしょうか。実は、処女から生まれるというのは、イエス様のなすべきお働きと深い関係があるのです。
イエス様は、人間の罪の身代わりで十字架の裁きを受けるために、世に生まれてくださいました。人間の罪の身代わりになるためには、自分自身に罪があっては駄目です。それでは人を救うどころか、自分自身が救われなければならなくなります。それで、罪のない状態で、清い状態で、お生まれになる必要があったのです。しかも、人間の罪の身代わりになるために、人間として生まれなければならなかったのです。そのように、人間を救うために、どうしても人間として生まれ、しかも全く清い状態で生まれなければならない、その唯一の方法が、神様のお力によって、処女から生まれるという方法だったのです。イエス様のそういう生まれ方に、人間を救おうとする神様の御計画、熱意、それを見いだしたいのです。
クリスマスには、プレゼントを贈ったり贈られたりします。最高のプレゼントは、神様から人間に、イエス様という救い主をくださったことなのです。