あさのことば 2014年12月12日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

メッセージ: 御心に適う人?

 お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 「地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2:14)で、聖書は言っています。私はある時まで、「御心に適う」ということばを誤解していました。私はいつも、「御心に適った人々」の一人になりたい、そう思って頑張ってきました。でもいくら頑張ってもきりがないのです。休もうとすると、「そんなことやってていいのか?」そういう声が内側から響いてきます。ですから心休まることができません。そんな私にイエス様は、「心の貧しい者は幸いです」と仰って下さいました。

 自分の努力で神の愛を勝ち取ろうとすると、知らず知らずのうちに、自分の力を誇るようになります。でも、色んな失敗を通しながら、落ち込んでいるときに、ふと、イエス様が、「おまえが自分で自分を変えられるぐらいなら、クリスマスの日に、私はこの地に降りてくる必要はなかったのだよ。神の憐れみに委ねなさい…」このように言って下さったのです。
 実際ここでは、「御心にかなう人々」とは、エルサレム神殿の宗教指導者ではなくて、毎日の糧をやっとの思いで手に入れている、社会の最下層の人々、羊飼い達のことでした。これは、神が憐れみをかけてご自身のまなざしを向けてくださった人々、そのことを意味しているのです。ですから、ここは、「御心が向けられた人」または「神の喜びとする人々」こう訳した方がいいかもしれません。私は、神の憐れみの眼差しが注がれた結果として、心から神様を礼拝することができるようになりました。そして、神様の御心の中心とは、神ご自身の御心に背く人々を愛してくださった、ご自身のひとり子をこの地に下すほどに愛して下さった、そのことだと私はわかったのです。

 この愛を、私はぜひ、あなたに知っていただきたいのです。神はそのひとり子を賜うほどに世を愛して下さった。あなたを愛してくださいました。どうか、このクリスマスの日に、神様を知ってください。

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