おはようございます。羽生栄光教会の村田寿和です。
今週は、旧約聖書の創世記という書物に出て来るアブラハムという人についてお話してきました。アブラハムの人生には様々な試練がありましたが、その最大のものは、愛する独り子イサクを、焼き尽くす献げ物としてささげるという試練でありました。アブラハムが刃物を手に取ってイサクを屠ろうとしたとき、神は、アブラハムに待ったをかけられました。神は、イサクの代わりとして、一匹の雄羊を備えていてくださったのです。アブラハムは、その雄羊をイサクの代わりに焼き尽くす献げ物としてささげ、神を礼拝しました。そして、アブラハムは、その場所を「主は備えてくださる」と名付けたのです。
アブラハムがイサクをささげるという物語は、父なる神が独り子イエス・キリストを、十字架の上でささげてくださることを示しています。父なる神は、全世界の罪を償う子羊として、独り子イエス・キリストを、備えてくださいました。神は独り子をお与えになったほどに、私たちを、そしてあなたを愛しておられるのです。
新約聖書のヨハネによる福音書3章16節にこう記されています。
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。