お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の牧師の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
「『はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。』ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、イエスはこう言われたのである。」(ヨハネ21:18)。
この御言葉は、ペトロがローマの役人に手を縛られて、ローマの刑場に引かれて行く、その事を意味していました。
これは、あくまでも伝説ですが、彼は多くのキリスト者が、皇帝ネロに無実の罪で殺されていくその最中に、ローマに入り、「イエス様と同じ姿では勿体ない」と「逆さ十字の刑」によって殺されたと言われているのです。そして、イエスは、その上で、「ペトロに、『わたしに従いなさい』」(19節)と言われました。これは、従い続けなさいという現在命令形です。
そして、これは、何処で何をするかというよりも、何処に置かれたとしても、そこでイエス様に忠実に従っていく、そのことを表している御言葉です。確かにペトロは、過去に於いてはイエスに忠実に従う事はできませんでした。しかし、これからは彼は忠実にイエス様に従い続けていったのです。イエスの愛が分かるときに、どんな状況の中でも、例えそれが、自分の思うに任せないような状況であったとしても、イエス様に従う事ができる。
あなたの人生にもきっといろんなことがあると思います。でもその試みや苦しみや、悩みにへこたれないでください。負けないでください。イエス様は今日もあなたと一緒にいてくださいます。あなたを愛して受け入れてくださいます。どうかこのイエス様に今日も従い続けてください。豊かな人生がそこから開けてきます。
それではまた、御機嫌よう。