ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
わたしたちの人生にはわたしたちが思ってもいなかったような深刻な問題が起こって、わたしたちを苦しめることがあります。そんなとき、わたしたちは「どうしてこんなことが起こるのだろう」と思い悩みます。そしてその答えを見つけることができずに、さらに苦しむことがあるのです。そのような人の中にはその苦難の理由を「神様の罰だ」とか、「何かの祟りではないか」とまで考えてしまって、心配する人がいるのです。そして世の中にはそのような人の心配につけ込んで人を騙す人たちも現れてくるのです。
聖書はイエス・キリストがわたしたちのためにご自身の命を犠牲にすることで、神様とわたしたちの関係が正しくされ、平和が成立したと教えています。ですから、そのイエス様を救い主と信じる人に、神様が怒って何かをされるということは決してないと教えるのです。だから、もしわたしたちの人生に、わたしたちを苦しめるような苦難が起こったとしても、それをわたしたちは神様の罰だと心配しなくても良いのです。そしてイエス様を信じるわたしたちはむしろ神様がそのような苦難を通して、わたしたちを真の救いに導いてくださることを確信することができるようにされるのです。
聖書の言葉
「それで今や、わたしたちはキリストの血によって義とされたのですから、キリストによって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。」ローマの信徒への手紙5章9節です。