いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
ある時、群衆が取り囲む中で、イエス様の弟子たちとユダヤ教の宗教家たちが議論していました。イエス様が「何の議論をしているのか」と尋ねると、群衆の一人が、「自分の息子が霊にとりつかれ、てんかんのような症状を幼いころから持っていました。そこであなたのお弟子さんに治してもらえるよう頼んだのですが、できませんでした。」と答えました。
その子の父親は、イエス様に、「おできるなるなら、わたしどもを憐れんでお助けください」(マルコ9:22)と願いました。するとイエス様は、「『できれば』と言うか。信じる者には何でもできる」(23節)と言われます。イエス様は、半信半疑ではなくて、本当に心を明け渡し願いなさいと言われたのです。
この父親はすぐに、「信じます。信仰のないわたしをお助けください。」(24節)と願いました。するとイエス様は、この子にとりついている霊をお叱りになりました。その子は死んだように倒れましたが、イエス様は手を取って起こされ、本来の姿を回復させてくださったのです。
これは、「信じて祈り求めればどんな病気も治る」と教えているのではありません。心を開いてイエス様という本当の神様に祈り願うならば、神の愛の力はいつでもわたしたちを包み込んでくださると教えているのです。イエス様は、あなたを決して離さない愛の手を差し伸べてくださいます。孤独なわたしをイエス様なら救うことができると信じる人に、神の恵みは必ず届きます。