いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
マルコによる福音書9章2節から8節に、イエス様の姿が真っ白に輝く姿に変わった出来事が出てきます。ある時、イエス様は弟子のペトロ、ヤコブ、ヨハネを連れて高い山に登りました。すると、彼らの目の前でその姿が変わり、真っ白に輝き出したのです。そこへ、旧約聖書を代表する人物、モーセとエリヤが現れて話を始めました。
するとその時、雲の中から「これはわたしの愛する子。これに聞け。」という声が聞こえてきました。イエス様の服が真っ白に光り輝く姿に変わったのは、イエス様が神である本来の姿を示した現象です。そして、雲の中から「これはわたしの愛する子。これに聞け。」というのは、「イエスこそ神の子である」、すなわち、「十字架に付けられるイエス様こそ本当の神である。だから、この神に聞き従え」と宣言している神の言葉でした。
この出来事は大変不思議な現象であり、科学的な証明など出来ません。ですから、「聖書には不思議なお話があるなぁ」と感じる方もおられるでしょう。しかし、そこで立ち止まらず、「神であるイエス・キリストがここにいる」と宣言する聖書の言葉を聞いて、「この御方ならわたしを起き上がらせてくださる、生きる希望を与えてくださる」と祈り求めるならば、イエス様は、いつでも信じるわたしたちを、赦し、愛し、受け入れてくださいます。
この言葉に聞く耳を持てる人は幸いな人です。