お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。聖書は次のように語ります。
「イエスはそこをたち、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、『わたしに従いなさい』と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った」(マタイ9:9)。
マタイというのは、「主の賜物」という意味です。「アルファイの子レビ」 (マルコ2:14)。と言われています。
当時のユダヤはローマの属国でした。ユダヤ人からすれば神知らぬローマ、そんな民でした。そんな人々に選びの民であるユダヤ人から、真の神に捧げるべき献金を、税金として巻き上げていたのが、取税人であり、しかも、そのお先棒を担いでいたのが、このレビ、マタイでした。
この徴税人という仕事は、請負制度でしたから、収めるべき税金をある一定額納めてしまえば、残りはポケットに入れることができました。ですから、多額を人々から巻き上げて、差額をポケットに入れる。彼はかなりのお金持ちでした。
また一般的に徴税人はインテリです。ヘブル語、アラム語、ギリシャ語に精通していました。しかし、そのような彼の知的な教養とは裏腹に、マタイは国を裏切る、売国奴だけではなくて、盗人でもあった訳です。当然人々からは嫌われておりました。おそらく、彼の心の中には、一回だけの人生、僕はこんなことをしていて本当にいいのだろうか、そのような思いもあったと思います。しかし、イエスは、そんな彼を弟子として招かれました。
イエスは、ペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネ、そういった貧しい、教養もない、漁師であった人々を弟子として招かれました。
しかし、今度はその真反対です。お金もあります、教養もあります、しかも、その職業上如何わしいと思われていた、そんなマタイでありますが、イエス様は弟子として招かれました。
イエスは、どんな人でも招いてくださる懐の深いお方です。あなたももちろん招かれています。イエス様を信じて、永遠の命を得てください。それではまた、御機嫌よう。