お元気にお過ごしですか。私は今週一週間、この番組を担当させて頂きます、筑波みことば教会牧師の小堀昇と申します。どうぞ宜しくお願いします。聖書は次のように語ります。
「シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした」(マルコ1:30-31)。
さて、イエスは、シモンとアンデレの家に行きました。そこでシモンのしゅうとめさんが、熱を出して寝ていたのです。シモンの奥さんのお母さんです。彼女にとっては、自分の家ではありません。しかも、シモンは漁師、労働者の家庭です。一刻も早く元気になって、シモンを助けたいと思う訳ですが、中々それができない。しかも、この日は安息日です。
ペトロのしゅうとめは、安息日に礼拝も行けなかった、歳を取れば信心は本当に大切なことだと思います。礼拝にすらも行くことができない、この熱は彼女の存在価値そのものを打ち消してしまう。そのような熱だったのです。
ですからイエスは、彼女の心をよく見てとって、そして彼女に近寄ってその手を取り、起こされたのです。するとたちまち熱は去り、彼女は一同をおもてなしすることができる、そこまで回復することができました。まさにイエスは、手を取ることによって、シモンの姑の、存在の価値そのものを回復して行かれたのです。だからこそ、彼女は生き生きとイエス一行をもてなすことできたのです。イエスは、その御手を伸ばして、あなたの人生をも回復させてくださるお方です。あなたに生きる意味を与えてくださるお方です。あなたの人生を新しくしてくださるお方です。何よりもあなたを罪から回復してくださるお方です。どうぞ、あなたも、イエスを信じて永遠の命の恵みの中を歩んでください。それではまた、御機嫌よう。