あさのことば 2014年7月15日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 奇跡とは

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 聖書を読むと、普通では考えられない色々な奇跡が記されています。イエス様が水の上を歩いたとか嵐を静めたとか、あるいは何十年も病気だった人を治してあげたとか。そういうものを読むと、今でも奇跡を起こして病気を治してくれないだろうかとか、思ってしまいます。奇跡がなくて、平凡な日々が続くと、神様は働いておられないのかとさえ思ってしまいます。
 
 しかし、奇跡というものは、色々な自然や物理などの法則を破るものです。ところが、神様は天地万物の創造者なので、実はそういう自然や物理などの法則自体も、神様がお定めになったと言えるのです。ということは、自然や物理などの法則に則って様々なことが動いていること自体、神様の御業ということになります。

 奇跡は、神様がなさっているそういう御業を、御自身であえて破る、越えてしまうということです。それはよほどの事情がある場合です。イエス様が色々と奇跡をなさったのは、御自身がそういう法則を越えることのできる神の子であることを示すためでした。そういう特別の目的があったのです。そのことがはっきり示されたので、今はまた神様の定められた法則で物事は動いているというわけです。もちろん、何か特別の事情や必要がある場合には、神様はいつでもどこでも奇跡をなさるでしょう。
 しかし、たとえ奇跡がなくても、天地万物を創造された神様が、御自身の定めた法則に則って、すべてを導き、御支配なさっておられることを見ることができるのです。野に咲く花の一つに、一羽の空の鳥に、わたしたちの朝の目覚めに、食べ物一つに、神様の御業を見出すことができるのです。

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