おはようございます。ひたちなか教会の小宮山です。
他人に対して、無茶苦茶な要求をすることを無茶ぶりといいます。最近、テレビなどでよく聞くことばです。聖書をみますと、神様から無茶ぶりともいえる要求をされた人物がいます。そして、その人はその無茶ぶりに対して、あっさりと従います。その人物の名前はアブラハムといいます。
アブラハムは、ハランという土地に住んでいました。だいぶ年をとっていたので、最後までハランで生活するつもりだったのかもしれません。そのようなアブラハムに対して、神様は突然お語りになられました。
「主はアブラムに言われた。『あなたは生まれ故郷父の家を離れてわたしが示す地に行きなさい。 わたしはあなたを大いなる国民にし あなたを祝福し、あなたの名を高める 祝福の源となるように』」。(創世記12:1-2)
神様がアブラハムに伝えたのは、ただ行きなさいということだけです。具体的な行先は明らかになっていません。神様はただ、アブラハムに対して、行きなさいと命令して、アブラハムはその命令に従ったのです。
アブラハムにとって、どこにいくのかはあまり問題ではありません。それよりも、誰と行くのか。こちらが問題でした。そして、彼は神と共に歩む道を選んだのです。この放送をお聞きの皆様も、どこに行くのか、もしくはどこに行きたいのかはっきりとした希望をお持ちの方は多いと思います。それでは、誰と一緒に行きましょうか。どうぞ、神様と共に、歩む道を進んでいただきたいと思います。