おはようございます。ひたちなか教会の小宮山です。
この放送を聞いている多くの方は、今しがた起きたという方でしょう。さわやかな目覚めは活力となり、すっきりと目覚めるだけでなんとなく良い一日をおくれそうな気がします。睡眠は、わたしたちにとって非常に大切なものです。
それでは、人はなぜ眠るのでしょうか。言い方を変えるならば、なぜ神様は人を眠るように作られたのか、ということです。ずっと起きていられれば、活動時間も増えて何かと便利でしょう。しかし、神様は人を眠る存在として作られました。
人が眠るのは、人が神様に委ねて生きていることの証拠です。寝るという行為は無防備であり、寝ている間に襲われたら命の危険もあります。しかし、人は眠ります。その眠りの間、守ってくださるのは神様です。神様は眠ることも、まどろむこともないと聖書は語ります。この神様に守られて、人間は寝ることができるのです。そして、何もなく起きることができるのも、神様が寝ている間を守ってくださったからにほかなりません。
新約聖書には、荒れ狂う嵐の中、船で眠る人物が登場します。このお方こそ、イエス・キリストです。キリストは、嵐によって船が揺れ弟子達が慌てふためく中、何もなかったかのように船で寝ていました。なぜキリストは寝ていたのでしょう。決して肉体が疲れていたから、ぐっすり寝ていたのではありません。キリストは心から神様を信頼していました。だから、嵐の中でも寝ることができたのです。
周りが嵐だとしても、まことの平安をイエス・キリストは与えてくださいます。