ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
ときどき、神様を信じて生きる信仰生活を、何か特別な修行を積まなければならないような生活のように勘違いする人がいます。なぜなら、このような人はふだん、神様が自分たちの遠くにいると考えているからです。それで自分が、神様に近づくためには、いろいろな修行を積む必要があると思っているのです。
しかし、教会では神様を求める人たちに特別な修行をさせることはありません。それはどうしてでしょうか。なぜなら聖書は神様から遠く離れて生きているわたしたちのところに、神様の方が近づいてくださり、わたしたちを救ってくださると教えているからです。
神様は罪を犯して、神様から離れ去ろうとするわたしたち人間のために、救い主イエス・キリストを遣わしてくださいました。神様の方が人間となられてわたしたちのところに来てくださったのです。そしてその上で、このイエス・キリストを信じる人々に、聖霊なる神様を天から送ってくださり、わたしたちの信仰生活を導いてくださるのです。このような意味でわたしたちの信仰生活は、遠くにおられる神様に近づくための修行を積む生活ではありません。それはわたしたちの方に近づいてくださった神様を喜び、その神様に感謝をささげて生きる生活であるといえるのです。
聖書の言葉「わたしは、神に近くあることを幸いとし 主なる神に避けどころを置く。わたしは御業をことごとく語り伝えよう。」詩篇78編28節です。