おはようございます。茨城県ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師、小宮山です。
聖書では、「救い主」という言葉が度々登場してきます。救いをもたらしてくださるお方という意味です。そして、救いとは、「金魚すくい」をイメージしていただければよろしいでしょう。金魚が水槽からすくわれて、袋の中に移されるように、ある状態から脱出して新しい場所に移されることです。聖書では、罪の状態から、神様の恵みの状態に移されることを、救いといっています。
そして、この救い主とは、「油注がれた方」という意味があります。その昔、イスラエルでは王様に油を注ぎ、任職の儀式としました。そして、このお方に神様の守りがあるようにと祈ったのです。詩編の20編の7節にはこのような油注がれた方が登場してきます。
「今、わたしは知った 主は油注がれた方に勝利を授け 聖なる天から彼に答えて 右の御手による救いの力を示されることを。」
ここには、油注がれた方の勝利が予告されています。油注がれた方は、神様によって任命された王様です。このお方に神様がいつも味方をしてくださる。だから、この油注がれた方には勝利が約束されています。
聖書が示している、油注がれた方。その中で最も偉大なのが、イエス・キリストです。キリストはいわれました。「わたしは世に勝っている」どのような力も、このお方の前には勝利を得ることはできません。まことの王、救い主、イエス・キリスト。このお方を信頼しましょう。