おはようございます。茨城県ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師、小宮山です。
皆様は「十戒」という映画をご覧になられたことがあるでしょうか。この映画は旧約聖書に描かれている出エジプト記という書物が題材になっています。出エジプト記では、十戒をモーセに授けた後、神様は幕屋を造るようにと命じました。幕屋とはテントのことです。一般的に神が宿ると思われている神社仏閣や、神殿といったものに比べるといささか質素な幕屋。神様はこの幕屋に宿り、神様の民と共にいてくださったのです。幕屋は神様がともにいてくださることの証明なのです。
旧約聖書の詩編15編というところで、有名なダビデという王様はこのようにいいました。
「主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り聖なる山に住むことができるのでしょうか。」(2節)
この問いかけはどのようにすれば、神様と一緒にいることができるのかということです。わたしたちをいつも守ってくださるお方と、どのようにしていつも共にいることができるのでしょう。新約聖書をみますと、その答えが明らかになります。人々の間に、宿られたお方、イエス・キリスト。このお方を信じることによって、神様は一人ひとりの心に幕屋を張ってくださり、宿ってくださるのです。