いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
昔、イスラエルにダビデという王様がいました。数々の困難の中で、神様によって救い出された王様です。そんなダビデが、敵の手から、神様によって救い出された時に作った歌があります。少し紹介します。詩編18編です。
「主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う。 主はわたしの岩、砦、逃れ場 わたしの神、大岩、避けどころ わたしの盾、救いの角、砦の塔。 ほむべき方、主をわたしは呼び求め 敵から救われる。 死の縄がからみつき 奈落の激流がわたしをおののかせ 陰府(よみ)の縄がめぐり 死の網が仕掛けられている。 苦難の中から主を呼び求め わたしの神に向かって叫ぶと その声は神殿に響き 叫びは御前に至り、御耳に届く。」(2-7節)
敵が追いかけて来て、「死の縄がからみつき、奈落の激流がわたしをおののかせる」と表現しています。
わたしたちもいろんな敵に囲まれることがありますね。ダビデの場合のような敵ではないかもしれません。わたしたちにとっては、たとえば、病気がわたしたちの敵だったりします。どうしてもうまくいかない仕事の状況がわたしたちにとっての敵かもしれません。家庭生活の中でどうにもならない状況が、わたしたちにとっての敵かもしれません。
とにかくそう考えるといろんな敵に囲まれています。でも、苦難の中から主を呼び求め、神様に向かって叫ぶと、その叫びは、神様の耳に届くのです。心の中で叫び求めてみてください。心の中で叫んでみてください。わたしたちの力と救いである神様に向かって。