あさのことば 2014年4月9日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

メッセージ: 門がない!!

 お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 聖書は次のように語ります。
 「はっきり言っておく。わたしは羊の門である」(ヨハネ10:7)。

 ファレスティナの羊飼いは、羊を先頭に立って、導いていくことは致しません。そうでなくて、後ろから追い立てるような形で、導いていくのです。それは、荒れた地形の中で、少しでも目を離してしまうと、羊たちが怪我をしたり、どこに行ってしまうかわからないからです。
 しかも、暖かい季節の間は、いちいち羊を村の中にある、羊小屋に戻すようなことはしません。夜になると、丘の中腹に造られた牧羊地にある羊の囲い、でもこれもあくまでも簡易的な物ですが、そこに羊を入れて、一晩を過ごすのです。それは、石垣を積んだような、簡単な構造です。ですから門がないのです。こんな状況の中で、強盗や、盗人、はては、オオカミやコヨーテといった、荒々しい動物たちと戦わなければならないのです。門や扉がないのですから、じゃあどうするのかと言うと、泥棒達や、獣が来ないように、門のところに実は、羊飼いが横になって眠るのです。そして、自分が門となるのです。正に自分が扉となります。ですからこの羊飼いを飛び越えて行かなければ、踏み越えて行かなければ、誰も羊のところにたどりつくことができないのです。

 そして、これは、わたし達の人生を体を張って守ってくださる、イエスのことを象徴的に表わしているのです。わたし達の人生で、体を張って守ってくれる人がいるでしょうか。勿論、両親や兄弟は、命がけで守ってくれるでしょう。しかし、人の力ではどうしようもできない、限界があることも事実です。それは死です。しかしイエスはその死の問題すらも、体を張って守ってくださるのです。どうぞあなたもイエスを信じてください。

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