おはようございます。ひたちなか教会の小宮山です。
私は現在、茨城県のひたちなかという街に住んでいます。3年前の地震の影響でしょうか、時折グラッと揺れることがあります。その時にはなんともいえない、緊張感が体を包みます。なかなか慣れそうにありません。
このように、わたしたちは自らの力が及ばないところに対して恐れをもっています。それは自然現象だけではありません。この世界を造られた神様にも、恐れを覚えるのです。
詩編の4編5節と6節をみますとこのように記されています。
「おののいて罪を離れよ。 横たわるときも自らの心と語り そして沈黙に入れ。 ふさわしい献げ物をささげて、主に依り頼め。」
ここでは、神様におののく、つまり恐れの気もちを持つようにと言われています。それと同時に、ただ恐れるのではなくて、信頼するように、ともいわれているのです。全く正反対のことがいわれています。神様は愛なるお方です。それでは、なぜ聖書は神様をおそれるようにと命じているのでしょうか。それは、神様が力あるお方だからです。全てを支配し、一切を導く力をもっておられるからです。このお方の力を知った時、わたしたちは恐れます。しかし、同時に、このお方の愛を知った時、その御力のゆえに信頼するのです。
恐れと信頼。神様は力あるお方です。ですから、わたしたちは神様の力を恐れつつ、神様の愛によって、信頼を持つことができるのです。