いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはあるときこんなことをおっしゃいました。
「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。」(マルコ10:27)
イエス・キリストは、救いを求めながらもご自分の前を立ち去ったある金持ちの男を見て、「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがまだ易しい」とおっしゃいました。そんなことを言われたら、誰の目にも金持ちが救われるのは不可能としか思えません。
そう思う弟子たちに対して、キリストは「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ」とおっしゃったのです。
そもそも、救われるために自分に何かができると思っているところにわたしたち人間の危うさがあります。イエス・キリストはそんなわたしたちに、何もかも捨てて、神の力により頼むことを求めていらっしゃいます。
聖書の神こそ救いを実現してくださるお方です。救いの実現のためには、ご自分の独り子イエス・キリストさえも身代わりに差し出してくださるお方です。救いを実現するために、わたしたちにかわって何でもしてくださるこのお方に、すべてをお任せするようにと、キリストはわたしたちを招いてくださいます。
今朝の言葉…「人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。」マルコによる福音書10章27節。