いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはあるときこんなことをおっしゃいました。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。」(マルコ2:17)
これはあまりにも当たり前すぎる話です。病気だからこそ医者を必要とし、癒していただく必要があるからです。
イエス・キリストは続けてこうもおっしゃいました。
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
救い主を必要としているのは、そのままでは到底救われない罪人です。正しい人には救い主など最初から必要ではないでしょう。
ところが、イエス・キリストがやってきて、罪人と呼ばれている人たちのところへいくと、人々は驚き怪しみました。ほんとうに立派な救い主なら、あんな人たちのところには行かないと思ったからです。
「あんな人たち」と他人を蔑んでいる人こそ、ほんとうは誰よりも救いを必要としている人です。いえ、救いを必要としない人などどこにもいません。イエス・キリストはまさに救いのためにやってこられたのです。
今朝の言葉…「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」マルコによる福音書2章17節。