いかがお過ごしですか。北中山教会の坂本紀夫です。
忙しい現代人にとって、「聞く」ということは忍耐のいることかもしれません。
しかし、誰もが、自分の語ることを聞いてほしい!
そんな思いを抱いているのではないでしょうか。
ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの「モモ」という作品はそんなわたしたちに多くのことを教えてくれます。
主人公のモモは「聞くことの名人」です。
モモに話を聞いてもらっていると、急に目の前が開け、勇気が出てきます。希望と明るさが湧いてきます。ちっぽけな自分が、大切な存在だと思えてくるのです。
イエス・キリストは人の声を聞いてくださるお方でした。
わたしたち一人ひとりの声を、注意深く聞いてくださるのです。
イエス・キリストは一人ひとりの必要を知り、本当の求めを知って心の内に秘めた苦しみ、悩みを癒すことの出来るお方なのです。
聖書の言葉
「実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。」ローマの信徒への手紙10章17節。