いかがお過ごしですか。ひたちなか教会の小宮山です。
街中でみかけるキリスト教会。立派で荘厳な石造りの教会もあれば、パッと見たら普通の家のような教会もあります。教会の大きさや形はそれぞれです。しかし、一目であの建物が教会だとわかります。それは教会には一つのシンボルがあるからです。それは十字架です。教会といえば、十字架を思い浮かべる方も多いと思います。
なぜキリスト教会では十字架を掲げるのでしょうか。それは教会にとって十字架がとても大切な意味を持つからです。十字架は死刑の道具です。なぜ死刑の道具を教会はわざわざシンボルマークにしたのでしょう。それは、イエス・キリストが十字架につけられたからなのです。キリストが、一人ひとりの罪のために十字架についてくださり、そして3日目に復活した。これが教会で信じている基本的な教えです。イエス・キリストがわたしの罪のために十字架についてくださった。このことを忘れないために、教会は十字架をシンボルとして掲げるのです。
十字架は2本の木が縦と横に交わっています。この2本の木は神様の愛と神様の正しさをあらわしています。神様は、その正しさのゆえにイエス・キリストを十字架につけました。それはわたしたち人間に対する愛の証明でもあるのです。
街中で教会をみかけたら、屋根の上についている十字架に目を向けてみてください。そして今から2000年前に十字架上で死なれた一人の人、イエス・キリストのことを思い出してみてください。