いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
イエス・キリストの周りには、いつも大勢の群衆が集まっていました。イエス・キリストが語られる話を聞きたいと思う者、偉大な力で病気をいやして欲しいと願う者たちです。イエス・キリストに対する群衆の思いは大変一途なもので、食べることも忘れてしまうほどでした。
その時、イエス・キリストは、ご自分について来る群衆が3日間も食べるものが無く、このまま家に帰ることになれば倒れてしまうかもしれないと深く憐れみました。そして、弟子たちが持っていた七つのパンと少しの魚を感謝の祈りと共に配布すると、なんと4000人もの人々が食べて満腹したというのです。つまり、わずか七つのパンと数匹の魚が、多くの人々のお腹を満たすほどに増えたのです。まさに、イエス・キリストこそ神その御方であることを示しています。(マルコ8:1-10)
同時に、その力によって、予想をはるかに超える神の祝福と恵みが、常識を超える仕方で広がって行くことをも示しているのです。
今から2000年前に、現在のイスラエルに登場したイエス・キリストを信じて、神の力強い支配の中に置かれるという祝福は、わたしたちが住んでいる日本の生活の中にまで及んでいます。わたしたちを深く憐れみ、わたしたちの必要を知って備えてくださる神こそ、イエス・キリストなのです。