いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
ある時、ユダヤ人であるイエス・キリストの所に、一人の外国人女性が「娘の病気を治して欲しい」と訪ねて来ました。イエス・キリストが多くの病人を癒していた噂を聞いてやって来たのです。
ところがイエス・キリストは、マルコによる福音書7章27節で、「まず、子供たちに十分食べさせなければならない。子供たちのパンを取って、小犬にやってはいけない。」と言われました。これは、「わたしは、まず、愛する同胞のユダヤ人のために働いているので、外国人のあなたを優先するわけにはいきません」という返事でした。
しかしこの女性は、「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます」と返したのです。これは、「神の祝福と恵みは外国人であるわたしの所にまで及ぶことを信じています」という告白です。イエス・キリストは、ご自分に期待を寄せる女性の信仰を見て、彼女の娘を癒されました。
この話が教えている大切なことは、あらゆるものをイエス・キリストにおいて期待し、求めることです。イエス・キリストを信じるキリスト教という宗教は、外国の宗教ではありません。今、日本に住むわたしたちにまで、イエス・キリストを信じることの祝福と恵みがすでに到来しているのです。
あなたも、イエス・キリストに期待する心を持ち、神の祝福の中に生きてみてください。