いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
長い時間をかけて引き継がれてきた伝統や習慣は、どの世界でも大切にされることでしょう。でも、本当にそれが素晴しい伝統であり、習慣なのかどうか。振り返って考えることもまた大切ではないでしょうか。今まで歩んで来た自分の人生を振り返るのです。「これで良かったのだろうか」、「今、これで良いのか」と。
聖書は、わたしたちに命を与え、生きる場所を備えておられる神がいると語ります。その神を思わず、その神からわたしたちの心は遠く離れてはいなかっただろうか。神ならぬものを神としてきたのではないだろうか。わたしたちのことを本当に考えていてくださる神がいるにもかかわらず、その神から遠く離れてはいなかっただろうか。
イエス・キリストは、わたしたちと神との関係について問いかけます。「あなたは母親の体内から産声を上げて生まれた時から今日まで、真の神を神として認めずに生きてはきませんでしたか」と。
新約聖書マルコによる福音書7章6節後半をお読みします。
「『この民は口先ではわたしを敬うが、 その心はわたしから遠く離れている。』」
あなたの近くに神がいることを、一度立ち止まって、聖書の言葉から問い直してみませんか。必ず、新しい発見があります。