あさのことば 2013年8月27日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

メッセージ: 神に叫ぶ

 いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
 聖書は神様とその民の歴史を語ります。今日はイスラエルの人たちが、奴隷として苦しめられておりましたエジプトから脱出をする時のことについてお話したいと思います。

 そもそも、なぜ、イスラエルが神様の民であり、また、奴隷となってしまったのかということにつきましては、聖書の創世記を読んでいただきますとよくわかるのですが、今日はそのことにはあまり触れません。ただ、前提としまして、神様は一人の人、アブラハムという人と、すべての人間に関わる祝福の約束をされ、この人からイスラエルという民族が生まれてきたということだけはお伝えします。

 その後、エジプトに移り住みましたアブラハムの子孫たちは、とても人数が多くなりましたが、それとともに、邪魔な外国人として疎まれるようになったようです。そして、とうとう奴隷とされ、惨めな生活を送るようになってしまいました。このあたりのことは、わたしたちも現代社会のあり方として考える余地があるかもしれませんが、それはともかく、イスラエルの民は苦しみの叫び声をあげ、神様はそれを聞いてくださいました。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみをつぶさに見、追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った」。神さまは必ず苦しむ人の叫び声を聞き、わたしたち人間の痛みを知ってくださる方です。

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