いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も神様の御言葉に聞きたいと思います。
ある時イエス様は、弟子たちだけを舟に乗せてガリラヤ湖を渡らせました。すると、激しい逆風が吹き、なかなか到着できずにいました。
翌朝になり、イエス様は弟子たちの乗っている舟に向かいました。しかも、湖の上を歩き、舟に追い付こうとされていたのです。
弟子たちは驚きました。当然です。逆風の中、湖の上に人が歩いているのですから。しかも、岸辺にいるはずのイエス様が自分たちの所にいるなど、考えもしなかったはずです。だから弟子たちは、「幽霊だ」と叫び声を上げました。
逆風の中を舟で漕ぎ進むという状況は、事が思うようにいかない状況と言えます。人はそういう時に思います。「神様なんていやしない」と。
でも、イエス様は「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」(6:50)と言われるのです。弟子たちは、このイエス様の声を聞きました。そして、イエス様が舟に乗り込むと、風は静まったのです。
わたしたちは、常識的に考えられないと言って、「ここにイエス様がいるはずない」と思ってしまうことがあります。
でもイエス様は、「まさかここに」と思える中でも、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と語りかけ、ご自分が全てに優って力ある神であることを示されました。
イエス様は、「あなたを救いへと招き入れることができる」と教えて下さったのです。