いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今週も神様の御言葉に聞きたいと思います。
イエス様の周りに12人の弟子たちがいたことは有名です。
ある時、イエス様は、12人の弟子たちを呼び寄せました。そして、働きに必要な権能を授け、二人組にして村々に派遣しました。もちろん、イエス様から教えられたメッセージを各地に伝えるため、キリスト教を伝えるためです。
ところがイエス様は、彼らを遣わされる際に、「ほとんど何も持たずに出かけなさい」と指示されました。つまり、「ただちに伝道に向かいなさい」とご自分の弟子たちを派遣したのです。
弟子たちは、イエス様に命じられた通り、人々が悔い改めて神様の下に帰っ来られるように一生懸命に働きました。持ち物をほとんど持たせない厳しい仕方で弟子たちを派遣したことに、どんな意味が見えてくるでしょうか。
それは、イエス様が語られた「神の国は近づいた」(マルコ1:15)という素晴しい祝福の中に、一日でも早く、多くの人々を招き入れたいという想いです。
「神の国」とは、神様の力強いご支配、愛に満ちた絶大なるご支配のことです。
その素晴らしい祝福に、わたしたち一人ひとりを招き入れるために、イエス様は様々な弟子たちを、各時代・各地域に派遣し、キリスト教のメッセージ、福音を届けてくださっています。今も、その時なのです。