いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ルカ福音書3章21節以下に、イエス様が洗礼を受けた時のことが次のように描かれています。
「洗礼を受けて祈っておられると、天が開け、聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。すると、『あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者』という声が、天から聞こえた。」
もちろんこの洗礼は、神の永遠のみ子であり、救い主であるイエス・キリストがお受けになったものであり、救い主としての働きが始まることを印づけるものです。その意味でわたしたちがキリストへの信仰と悔い改めをもって洗礼を受けることとはいろんな点で違っています。
けれども、わたしたちがイエス・キリストを救い主と信じて受ける洗礼の原型としての意味もあります。
第一に、洗礼を受けることにより、聖霊がわたしたちに与えられます。聖霊がわたしたちに降るところを目で見ることはできませんが、イエスの洗礼によって起ったことがわたしたちにも起ります。この聖霊の働きにより、キリストの救いのみわざが洗礼を受ける者に適用されて救われるのです。
第二に、天からの声「あなたはわたしの愛する子」これがわたしたちにも適用されます。洗礼により、わたしたちも神の子としての身分と祝福が与えられます。
第三に、「わたしの心に適う者」もわたしたちのものとされます。罪人であっても神のみ心に適う者とされ、神のみ国にはいることができる者となります。
どうか教会に行き、神の救いを受け入れ、キリストの名による洗礼を受けてください。