あさのことば 2013年3月29日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

メッセージ: 神に近づけさせて下さる

 いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今週は、イエス様がお受けになられた十字架の苦しみを覚えて過ごす受難週です。そのことを思いながら、御言葉を聞きたいと思います。

 イエス様が十字架に付けられ死なれたのは金曜日でした。今日が金曜日、すなわち受難日です。イエス様が十字架で死なれたことは、マタイによる福音書27章45-56節にあります。
 イエス様が十字架の上で死なれるとき、昼の12時なのに全地が暗くなり、それが3時まで続きました。それは、イエス様が神様の怒りと裁きをその身に受けているということを表していました。
 イエス様は、わたしたちに代わって神様の怒りと呪いの刑罰を受け、父なる神様との親子関係を断たれる苦しみを味わって下さったのです。

 でも、不思議な出来事はこれだけで終わりません。イエス様の十字架の死によって、大変素晴らしいことも起こりました。
 それは、イエス様の死の時、「神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた」という出来事が起こったことです。
 これは、神様と罪人を遮る隔たりが取り去られたことを象徴しています。しかも、「上から真っ二つに裂けた」のは、神様の側から神殿の垂れ幕を破ってくれたことを表しています。
 つまり、神様の方から、わたしたち罪人との愛の関係を切り開いて下さったのです。イエス様の十字架の苦しみにより、わたしたちが神様に近づけるようになったのです。

 イエス様の十字架の死は、わたしたちと神様との関係を素晴らしいものにする重要な御業だということを、心から覚えたいのです。

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