お元気にお過ごしですか。私は今週一週間この番組を担当させて頂きます、茨城県つくば市にございます、筑波みことば教会の小堀昇です。どうぞ宜しくお願い致します。
さて、誰でも幸せになりたいと思います。しかし、本当に幸せな人はそんなに多くはいません。
「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである」(マタイ5:3)
イエス様は、聖書の中でこのように語られました。これが人々に親しまれている「山上の説教」の始まりです。原文のギリシャ語の一番最初の言葉は、「幸せだ」と訳される、「マカリオイ」です。そして、「幸せだ」と9回も繰り返されていきます。そこでわたしたちは、一体何が幸せなのかと耳をそばだてます。
実は、「マカリオイ」には特別な意味があります。単に物事が思い通りに進んでいる、だから幸せだというのではない。「神様の祝福を受けた」という意味なのです。ですから英語では、よく「ハッピー」ではなくて、「ブレッセド」という言葉が使われます。
ここに幸せの鍵があります。わたしたちは、自分の思いが実現したら幸せだと考えます。「学校に入れたら」、「恋人がいたら」、「仕事に成功したら」、「家を手に入れたら」。自分の持っているものが成功と幸せを運んでくると考えるのです。しかし、それなら何故、人気歌手が自殺を図り、人もうらやむ挙式をしたカップルが破局を迎えるのでしょうか。成功は必ずしも、人を幸せにはしません。では、本当の幸せはどこにあるのでしょうか。それは、神様との関係にかかっていると、聖書は言っています。仮に成功しても、神様を知らなければ、何か問題が起こってきた時に、不安になってしまうでありましょう。それは結婚でもなんでもそうなのです。
本当の幸せは、「マカリオイ」、神様との正しい関係を持つこところにあるのです。あなたの人生のベルトをしっかりと神様にかけていくときに、神様が全てを最善に導いて下さいます。それではまたごきげんよう。