いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
皆さんは、「主の祈り」という祈りをご存じでしょうか。キリスト教会で、2000年間祈り続けてきた祈りです。
主イエス・キリストがその弟子たちに、祈るときにはこう祈りなさいと、祈りの模範を教えて下さった祈り。それが、「主の祈り」です。
そのはじめの部分をご紹介します。「天にまします、我らの父よ。御名を崇めさせたまえ」(讃詠564)。
これが主の祈りのはじめの言葉です。
もう少し分かりやすく言うとこういうことです。「天にいらっしゃる、私たちのお父様。私たちが、あなたがどんな方であられるかを、もっと、もっとよく知ることができますように。そして、知れば知るほどあなたのことを愛し、ほめたたえることができますように」という祈りです。
天にいらっしゃる父なる神様は、天地の造り主です。宇宙も、自然も、人間の世界の営みも、すべてを治めておられる、全能の神様です。その神様が、実は私たちの父、お父様、お父さんであられる。お父さんなのですから、私たちを守り、養い、育てて下さっている。
また、私たちはこの天のお父様の子どもとして生かされている。子どもなのだから、この神様に「お父様。お父さん」と呼べるのです。
この天の父なる神様が、どんな方かを知れば知るほど、私たちはこの御方を好きになれます。知れば知るほど、このお方を信頼して、安心して生きることができるようになります。あなたも、この御方を「わたしの本当のお父様」と呼びかけてみてください。