いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
今週は「復活」についてお話ししています。パウロが告げ知らせた福音の要点は、イエス・キリストの十字架の死と復活でありました。キリストは聖書に書いてあるとおり復活し、多くの弟子たちの前に現れてくださいました。つまり、キリストの復活は多くの人が証言できる歴史的事実であるのです。しかし、コリント教会の中のある者たちはキリストの復活は信じても、キリストを信じる自分たちの復活は否定していたのです。コリントの信徒への手紙一第15章12節、13節をお読みします。
「キリストは死者の中から復活した、と宣べ伝えられているのに、あなたがたの中のある者が、死者の復活などない、と言っているのはどういうわけですか。死者の復活がなければ、キリストも復活しなかったはずです。」
ここで、パウロは、キリストの復活と、キリストを信じる者たちの復活を切り離さないで、一体的に捉えています。キリストを信じる者が死から復活しないならば、キリストも死から復活されなかったはずだ、とパウロは言うのです。しかし事実、キリストは死から復活されました。ですから、キリストを信じる者たちも復活するのです。このように、キリストの復活を信じるということは、キリストを信じる自分たちの復活をも信じるということであるのです。