いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
今週は、「復活」についてお話しています。パウロが告げ知らせた福音は、キリストの十字架の死と復活を要点とするものでした。十字架の死から三日目に復活されたキリストは、弟子たちの前に現れてくださったのです。コリントの信徒への手紙一第15章4節から9節までをお読みいたします。
「(キリストが)聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。…中略…次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。」
当時の社会において、二人または三人の一致した証言は真実であると見なされていました。ですから、復活されたキリストを多くの人が目撃したことは、キリストの復活が真実であったことをわたしたちに教えています。彼らが復活のキリストに出会ったことは、彼らの変わりようからも分かります。例えば、この手紙を書いている使徒パウロです。かつてパウロは福音を滅ぼそうとしていました。しかし復活のキリストに出会い、福音を宣べ伝えるキリストの使徒とされたのです。復活のキリストに出会うとき、人は変えられるのです。しかも良いように変えられるのです。