いかがお過ごしでしょうか。今週この番組を担当します、東京都中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
早いもので新しい年の1月も下旬となりました。一年で最も寒さの厳しい時になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。寒さを防ぐために、今では優れた暖房器具が沢山あります。でも、電気の通じないところや、燃料がなければ、暖かくなることが出来ません。そうであるならば、あとは厚着をすること、あるいは壁などで囲まれたところに避難するということがあります。
旧約聖書の詩編46編は「神はわたしたちの避け所、わたしたちの砦」と歌います。それは神のところこそ避け所との確信があるからです。なぜなら、その後にありますように、「苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる」からです。何と力強い約束でしょうか。「苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる」。ただ、これは苦しい時の神頼みということではありません。この方こそ、わたしの命を与え、育み、生かしてくださる神です。わたしのことを誰よりもご存知で、だからこそ、わたしにとって本当に必要な助けを下さるのです。
この神はどこか遠くにおられてつかみどころのない存在ではありません。「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ11:28)と語られたイエス・キリスト、人の姿を取って来られた神です。その方が、わたしたちを今日も招いてくださっています。