ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
聖書に登場するパウロと言う人物はキリスト教を広く、ギリシャやローマの世界に伝えました。ところが聖書をよく読んでみると、パウロがたくさんの町々を巡ることになった理由は、特別にあったのです。パウロが新しい町で神様のことを伝え始めると、彼の言葉を信じ神様を信じる人が現れます。しかし、それと同時にどの町でもパウロたちに反対する人たちが現れるのです。そのような人々はパウロの活動を激しく妨害し、パウロを殺そうとまでしたのです。そこで、パウロたちは仕方がなく、彼らの手から逃れるために新しい町に移らなければなりませんでした。
パウロの歩みは自分の立てた計画を中断させられ、その計画を変更しなければならなかった連続だったのです。ところがそれによって、パウロはたくさんの町々に行って神様のことを伝えることになりました。なぜなら、それが神様の持っていた計画だったからです。神様はパウロの周りに起こる出来事すべてを用いて、ご自身の計画を実現してくださったのです。
わたしたちの人生がたとえ自分の立てた計画通りに進まなくても、神様はわたしたちの人生に起こる出来事すべてを用いて、わたしたちにとって最善の計画を実現してくださるのです。聖書の教えるパウロの人生は、そのことをわたしたちに教えているのです。
聖書の言葉
「これは、神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画に沿うものです。」エフェソの信徒への手紙3章11節です。