ベタニヤ村の二人の姉妹。性格が全く違うこの二人のお話は、今日を生きる私たちの姿とも重なってきます。「なみこさん、いつもお忙しいのね!」と言われることの多い私、このお話を読むたびに「これでいいのかな?いけない、いけない、生きるのに一番大切なことを忘れてはいけない」と自分に問いかけます。
今年の微笑みキーワードは「ONE」。オンリーワンの私たちが生きるために一番大切なことを「ひとつ」心に刻みたいものです。そうはいっても自分の思うようにはならないストレスは溜まっていくのですよね。あなたの今日はいかがですか?微笑んでなんていられない?
実は、先日ちょっとお話をしている時Kさんが「私、家では不機嫌で…」というと「私も同感!」とYさん。この忙しい時代の中での生きる苦労は山ほどあって日々そのストレスが襲って来るのです。
このお話のマルタも不機嫌ですね。「せっかくイエスさまが我が家にいらっしゃってくださったのだから素敵なおもてなしをしたい…それでこんなに忙しいのに…もぅいやになっちゃう!マリヤは何をしてるの!ちっとも手伝わないで!」。ついにマルタの口からは、不満を叫ぶかのように「イエスさま、マリアに何かおっしゃってください!」と責める言葉が飛び出してきます。家事に追われるK子さんも、Y子さんも、私にも、忙しく働く女性達にはこの情景がリアルに迫ってきます。一同が旅を続けているうちに、イエスがある村へはいられた。するとマルタという名の女がイエスを家に迎え入れた。この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。ところが、マルタは接待のことで忙がしくて心をとりみだし、イエスのところにきて言った、「主よ、妹がわたしだけに接待をさせているのを、なんともお思いになりませんか。わたしの手伝いをするように妹におっしゃってください」。主は答えて言われた、「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている。しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである」。(ルカ10:38-42・口語訳)