みなさん、おはようございます。わたしは高知県下唯一つのミッションスクール清和女子中・高等学校の校長、黒田 朔と申します。
今まで3回にわたって、キリストを信じればあなたの人生ビックリするような豊かな人生に変わります、あなたもそんな人生、生きることが出来ますというお話をさせていただきました。ま、ときには「信じるって大丈夫?」というような不安も伴います。しかし、その不安の中で、その不安をキリストに任せること、そして、一歩を踏み出して行くことが、実は信じるということの中身なんですよね。
で、今日は第4回目、最終回ですので、今日の話に励まされて、あなたも信じる一歩を踏み出して、あなたの計算では絶対生きることの無いような人生を生きて、そして楽しんで、輝いていただきたい、そう願っています。
普通、わたし達は「自分の願いどおりになりますように」と神様を信じます。そうですよね。でも、聖書の神様は違うんです、「そんなの小さい、小さい」。で、信じる者に神様が約束しておられる人生とは先週申し上げた聖書の言葉どおりに、「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである」(新改訳1コリント2:9)そんな人生を神様は、今日、あなたにも約束しておられるんですね。
わたしがマキキ聖城キリスト教会の日本語部の牧師として迎えられ、移民として渡った一世の皆さんが全部天国へ引越しをされたその後で、ほんとにその皆さんを思い出すと、素晴しい、ほんとに輝いていたなというふうに思う人達ばかりです。
で、その輝きをわたしは今、高校生達、若いひと達と受け継いで、お城の教会と高知を結ぶ交流の輪、レインボーコネクションを続けてまいりました。奥村牧師がまさかそんなことは起こるとは思っていなかったでしょうけれども、若者が高知城を見上げる市庁舎の前で、我ら全能の神を褒め称えんと言って讃美し、クリスチャンのフラを踊ったときに、あー神様のなさることってすごいなーと思って感動したことがありました。そうなんです、神様はそんな人生をわたし達に約束してくださいます。
去年の4月、わたしはマキキを引退しました。そして、助けが要る教会があったらどこでもお助けしようというので、「お助けマン・ミニストリー」という、ちょっとふざけた名前のミニストリーを始めました。日本人の教会、パリの日本人教会を振り出しに、ハワイやアメリカの教会をお手伝いし、ちょうどニューヨークの教会のお手伝いをしているときに、清和から「校長として来れないか」というお招きをいただきました。
考えてもいなかったことでした。全く先生の経験の無いわたしに務まるものかと考えていたときに、明け方、ふと思い出したんです。
「あっ、これ、神様だ」
妻を起こして言いました。
「やっぱり高知へ、そして清和学園へ行こう。これは神様のシナリオだ」
わたしは「学校の先生と牧師にはならない」と言って妻と結婚したのを思い出しました。それがわたしのシナリオでした。しかし、牧師になるように導かれた神様は今度は学校の先生になるようにと導いていらっしゃるんだとわたしは信じたのです。しかも、高知はなんとわたし達がハネムーンで行ったところなんですね。清和学園に今、着任して手渡された学校案内に「あなた方がわたしを選んだのではない。わたしがあなた方を選んだのだ」(ヨハネ15:16)という聖書の言葉を見て、ほんとに嬉しかったです。高校生の時に信じることにして、宣教師に言ったときに「あなたが神を選んだのではないよ。神様があなたを選んだんだよ」と言ってくださったのと同じ言葉がそこにあったのです。
信じていて良かった。自分のシナリオではなくて、神様のシナリオに生きるとこんな人生がわたしにも与えられたわけです。同じように、あなたも信じて一歩踏み出したら、神様はあなたのためにあなたの「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである」。
これが神様シナリオに生きる者の幸いであり祝福です。ぜひ、あなたもそれをつかんでください。
それではまた来週、この放送にダイアルをあわせてください。ごきげんよう。さようなら。