キリストへの時間 2012年10月21日(日)放送 キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

黒田 朔(清和学園校長)

黒田 朔(清和学園校長)

メッセージ: 神様に従ってみると

 皆さんおはようございます。
 わたしは高知県下、唯一のミッションスクール清和学園の校長の黒田です。
 時々こんな質問をされます。「キリストを信じてどんないいことがある?」わたしは答えるんです。「もちろんありますよ。大有りです。」すると 「えぇ?キリスト教はご利益信仰ではないっていうふうに聞いてますよ」「そうなんです。キリスト教は世間でよくいわれるご利益を求めて信じる信仰ではありません。しかし、いつの世でも、聖書の神様を信じる、そして本気で神様に従う、そうするなら、わたし達の計算をはるかに越えた祝福を楽しむことができる、そんな人生があなたのものになる。キリストを信じて損したということは決してない」。それがわたしの皆さんにぜひ知ってほしいことなんです。

 まさかと思う牧師になって初めてわたしが迎えられた教会は、自分が高校時代初めて行った大阪の岸和田にある岸和田聖書教会っていう教会でした。このあいだまで黒田君、黒田君といわれていたわたしが、黒田先生となって帰っていったんですから、まあみんなもやりにくかったと思いますが、でもみんな仲間のようで、心を一つにして伝道のために働きました。本当、楽しかったです。その中で伝道の計画を立てました。今考えてみたら、よくそんなことをしたと思うんですが、5年間に1つ、20年間で4つの教会を送り出そうという長期プランを立てたんです。そしてみんな一生懸命でした。毎月地区を決め、高校生からシニアの皆さんまで総出で受け持ちの地区を決めて、5000所帯に教会のニュースレターを届けました。そして5年間で最初の教会が生まれました。10年目に2つ目の教会を送り出しました。3つ目の教会を送り出そうとしていたときに、考えもしなかったハワイのホノルルにある「お城の教会」マキキ聖城キリスト教会の日本語部の牧師として来れないかっていうことで、行くことになってしまいました。

 自分では考えもしなかったことです。しかし、戦前から宣教師を送ってくださったマキキ教会からの要請です。これは神様に従うことだろうと、5人の子供と一緒にハワイに渡りました。冗談で、民族大移動だなんていいながらですが、それは今からもう30年前、1983年のことでした。

 英語も出来ず、親子そろってでしたが大変でした。でも本当に楽しかったです。マキキ教会の皆さんの平均年齢がなんと75歳という教会でした。わたしは今度の牧師はボーイじゃのう、妻はあんたはベベじゃなんていわれて可愛がられ、気がつくと28年、可愛がってくださった移民の一世のみなさんは天国へと引越しをしました。若い人々がバトンを受け止め、ハワイから日本に伝道しようと、高知との交流を始めました。なぜ高知か、それは、初代の奥村多喜衛牧師が土佐藩の藩士で、日本を思い出しながらお城を通して「神は我が城、我が高きやぐら、悩めるときのいと近き助け」というメッセージを苦労している移民の人々に知らせて、大変な時はお城に来なさい、神さまはちょうどお城のようなお方で、皆さんに安心とまた安らぎをくださるお方だというメッセージを伝えようとしたからです。
 そしてそのお城に今はホノルルと高知を結んで、レインボーコネクションという交流プログラムが始まりました。毎年、高知から高校生、大学生、時にはJA、農協の婦人部の皆さんが、あるときはなんと500人もマキキを訪ねてくださったことがありました。ハワイを楽しみ、そしてハワイからも高知を楽しむ人々の行き来が今起こっています。そんな中で、神さまはわたしたちに語られるのです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである」コリント人への第一の手紙2章の9節。

 こんな祝福を神様はくださる。これが聖書の神様のくださるご利益です。誰でもこんな驚きの人生を生きることができる、これが神様からの約束です。あなたはいかがでしょうか。それじゃまた来週お聞きください。ごきげんよう。さようなら。

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